またもや3D探索ゲーム。今度は和製ダンジョンクロウルゲームの「剣の街の異邦人」をクリアしました。買う気はなかったんですか、あまりの割引率に…。。
えらく値引きするなと思っていたら、3月に「蒼き翼のシュバリエ + 新釈・剣の街の異邦人」が出るようで、その前の安売りセールという感じなんでしょうか。おかげで安く買えました。
ゲーム自体はしっかりと作られたウィザードリィライクなダンジョンRPGでした。
非常に地味なレベル上げや装備集め作業がかなりありますが、それもまた醍醐味。
マップ移動関係は快適。ちょっと中途半端な性能だけど指定した場所までオート移動(ただし出来ないことが多い)もあって快適なウィザードリィという感じでした。
戦闘もオートスキップ機能があったりで痒い所に手が届く仕様。これだけいい部分があるのに名作になれなかったのは…やはりデスペナ関係だと思います。
このゲームの欠点は、死亡ペナルティがあまりにも重すぎる所です。
あまり死なない難易度なら良いんですが、通常難易度でもなんだかよく分からない一撃でサクッと味方が死にまくるのに死亡ペナルティが重すぎてうんざりして一般ユーザーは途中で脱落していく感じだと思います。
適度に死ぬ難易度は緊張感を保てて良いんですが、そのデスペナがすこし酷すぎて駄作になった感じがあります。
あとはスキル不能エリア。
味方かばってなんぼのナイトがボス戦であっても一切かばえずメンバーが死んで行くのが理不尽を通り越してもはや製作者の頭が不具合レベルではないかと思いました。
実際にこの剣街のクリアトロフィー率は5.8%。
これはかなり低い数字で、ほとんどのプレイヤーが脱落したということです。
比較として、この剣街よりずっとプレイ時間も長くて面倒だったルフランの全クリトロフィー取得者でも
9.2%と倍近くいる計算になるので、このゲームの難易度の厳しさが分かる統計だと思います。
もうちょっと死亡ペナルティが軽ければ名作だったんだけど、あまりにも厳しすぎてなんとも言えない感じになったゲームだと思います。デスペナの厳しささえなければいろんな問題点も笑って許せたのに…と思わざるを得ないゲームでした。
ちなみにNPCのイラストは2種類あってコンフィグで好きな方を選べます。
従来の濃厚なダークファンタジー感あるバージョンと
今どき風のライトファンタジーイラストバージョン。ゲームに一切変更がないので、好きな方で良いと思います。
感想としてはデスペナの酷さにめげないのであれば良作。普通のプレイヤーはクリアまでにデスペナの酷さで脱落するんじゃないかな…という感じでした。