ValheimはSteamで販売されているアーリーアクセスのオープンワールドサバイバルクラフトというジャンルで、一言で言えばマインクラフト系のゲームです。
このVelheimは北欧神話をテーマにした多人数マルチプレイ対応のクラフトゲーム。2月2日に発売してわずか二週間で200万ユーザーを越え、今最も熱いSteamゲームの一つになっています。
とりあえず最初に書くこととしては公式で日本語に対応しています。ちょっと怪しい部分があるのはご愛嬌。発売直後にも関わらず11言語という多くの言語に対応しており、これがユーザーが多い理由の一つだと思います。
現在、海外でとんでもないプレイ人数を誇るValheimですが、実際にプレイした感想を交えて紹介したいと思います。
Valheimは一見すると画像が荒く10年前のMMOかな?という感じです。
しかし、実際プレイしてみると画像エフェクトがうまく作用しており、プレイしていると十分に綺麗で古臭さを感じなくなります。まぁ、拡大すると流石に「粗っ!」となりますが。
キャラはきびきび動くので操作性は良いですが、スタミナ制で後述しますが、何をするにしてもすぐスタミナが切れてキツイです。
キャラの強化は使っていくとそのスキルが上がるという昔懐かしのスキル制&装備による性能アップ。デスペナは死ぬとその場にアイテム全ドロップ&育ったスキル一定数低下と、かなり厳しい部類です。
大きなポイントはゲーム自体の容量はなんと1ギガ程度かつ低グラフィックなので低スペックPCでも十分動作するという所です。最近のゲームは尽く高スペックを要求される中、一昔前のPCでも快適に動く所は大きいと思います。
第二の特徴は基本的に進行がマゾいという事です。何をするにしても大変で、ゲーム進行はかなりゆっくりです。最初の段階の木と石はまだいいんですが、その次の青銅になると途端にマゾさが跳ね上がります。
実際にはその前の鹿の皮を集める段階でもうマゾいわけですが、このあたりでこのゲームに自分が合うかどうか試される気がします。
…それで、ゲーム攻略としては、まず第一段階は鹿を狩るために弓を作ろう!
になります。
実際に作業台で弓を作るには、簡単でもいいから屋根のある家の中に作業台を置かないと作業台が使用出来ないので、木こりまくって家を作ることになります。
それで家を作り材料を集めて弓を作れば次の段階へ。
弓と矢を作ったらこれで鹿を狩ってトロフィー(ランダムドロップ)を2つ集め、第一のボスを召喚します。
第一のボス。鹿のエイクスュル。ガードをキッチリしてスキに攻撃すれば余裕です。
このエイクスュルのドロップする角で石を壊せるピッケルが作れるので、それを持って今度は黒い森というバイオームで冒険することになります。
…という感じにエリアを探索して素材収集、装備整えてボス戦>次のバイオームというのが大体のゲームの流れです。
このVelheimの特徴ですがダークソウルに代表される「あらゆる行動にスタミナ消費」系で、スタミナも重量制限もかなり厳しい部類に入ります。
銅鉱脈で鉱脈一つ掘るのにもカンカン20秒位かかってスタミナを半分近く消費。
少し掘ってはよっこらせと休憩。しかも重量制限も相まってちょっとしか持つことができないためその度に拠点まで運搬する必要があります。
掘っていると当然ゲーム内時間が経過して夜になるわけですが、その夜になるとまともに行動できず、敵もうじゃうじゃ襲ってきます。
デスペナも厳しいので危なそうだと即逃げるけど、敵が延々と追ってきてスタミナが厳しいので本当にマゾいです。
こんな感じで装備に必要な青銅を1つ作るにもとんでもない労力がいるのがVelheimです。
こうやって苦労して集めた鉱石はそのままでは使えず、精製した銅2つと錫1つで青銅に加工します。武器一つ作るには青銅8つ必要で、実際やってみると青銅一つ作るのがとんでもなく大変だということを実感します。
しかも、斧やピッケルはすぐに壊れてその都度修理が必要になります。
大体このあたりでこのゲームはソロよりマルチで役割分担したほうが良いんじゃないかと気づき始めます。実際マルチで分担作業したほうが効率良く、これがユーザーが増えている大きな要因だと思います。
第二のボス、黒き森の長老。火矢がとにかく効くので100本位用意して挑みましょう。
こんな感じで結構マゾいValheimですが、攻略法はSteamのコミュニティで非常にわかりやすく纏めてくれている記事があるので、URLだけ紹介しておきます。
壮絶ネタバレにもなっているので、そこだけ注意して下さい。
そんな中ソロを貫く自分ですが、ソロはソロなりに救済策があって、ある意味ズルになりますが「ワールドを切り替えてアイテム移動」を使うことで快適になります。
いくつも独立したワールドが作れ、サーバーを建てないソロなら自由にログアウトしてワールド移動出来るので、拠点専用であらゆる生産施設を集めたワールドを作り、探索はそれ専用のワールドを使うと言った感じです。
これが自分の拠点専用ワールド。家屋内に鍛冶設備や作業台があり、外に炭焼き窯と精製炉を設置。別ワールドで掘ってきた鉱石はここで加工。装備の修理もここでやります。
後もう一つ知識としては、ワールド製作の際、Seed(シード)値を指定すると生成するワールドが決まっており、色々アクセスが便利なシード値が色々公開されています。
ソロなら黒い森の次に攻略する沼の近いシード値や商人が確実に存在するシード値などでワールドを予め作っておけば損にはならないので、心の片隅にでも置いておくといいと思います。
例えば色んな所で公開されている「42069lolxd」は少し南下すると黒い森と商人が存在していて、序盤おすすめシードになっています。黒き森で長老撃破後に沼を探索したいなら「DDLGBABY」が良いようです。(北に山ほどあり)
価格は2000円で販売直後にしては十分にボリュームあって、ゲーム性が合えば相当プレイ出来てまだまだアップデートもあるゲームです。
しかし、なんでここまで海外で売れて評価が高いのかはちょっと分かりませんが、低スペで動いて多国語対応。マルチ協力プレイにはっきりした意義(効率がUP)があるというのが大きいんでしょう。
ただし、基本マゾくて何をするにも手間のかかるゲームなので好き嫌いは分かれると思います。
こういった感じのゲームで、もっと気楽で日本人向けを望むならCraftopiaの方が良いかも知れません。