つれづれなる日記

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セブンスドラゴンⅢ code:VFDをついにクリア。

たまにはちゃんとしたエンディングあるゲームもクリアしたいということで、発売日からちょろっとプレイして放置していた3DSの「セブンスドラゴンⅢ code:VFD」をエンディング(表)まで行きました。すでに廉価版が発売されてしまってますが…。


感想は良くも悪くも続編ゲームという感じでした。これでシリーズ完結しましたが、結局初代で受けた色々な衝撃は越えられなかった感じ。初代では強大だった7体の竜は帝竜で、その帝竜を支配する真竜がいて、初代ではニアラ。でも、そのニアラも数万年過去に一度撃退されているという伏線がこの時点であって、それがアトランティス編の予定だったんだろうけどお流れになった感じですね。当時は苦労して倒した帝龍が実は雑魚で、その上位の真竜が(たぶん)7体いるという衝撃と続編への期待がすごかったのを覚えています。
最終作にして7体の真竜の正体が分かったのは、長年の胸のつかえが取れた感じで嬉しかったです。真竜の一部はもはやドラゴンではなく神という感じでしたが。


難易度はノーマルを選択しましたがシリーズで一番簡単でした。セブンスドラゴンはシリーズ通してシビアな難易度の戦闘が売りで、それを気に入っていたので今後があれば改善してほしいものですが…あるのかな。主人公PTを「13班」とするのは完全に2020プレイ前提で、NPCもボイスありで「13班」「13班」とうるさいので、過去作プレイしてない人は結構つまらないものがあるのではと思いました。シリーズ通してプレイしてないとかなりストーリー的な面白さが薄れますが、自分はシリーズ通してすべてプレイしていたので、どういう形であれちゃんと色々な伏線にオチがついたのは良かったと思います。


もうネタバレしていい時期だと思うので自重しませんが、序盤過去のアトランティス行っていきなりニアラを倒す展開は正直「???」になりました。初代と2020のラスボスだったのにタイムパラドックスどうするのと思ったら、初代でも2020でもラスボスを務めた真竜(笑)ニアラの存在がなかったことになったのはかなり残念でした。
あとはユウマに関してはストーリー展開が早すぎて本当に単なる噛ませ犬になっていたのが可哀想なところ。アニメで言うなら本来3クール40話位でやらなければいけないところをシリーズ打ち切り決まって1クール13話に強引に収めましたみたいなところに問題あるんですが。


今作は3x3の9人PTはゲームが進んでいくにつれて追加職が解禁され、どの職も使ってみて欲しいという開発側の希望が大きく反映されていているのは分かるのですが、サポートや入れ替えによるPT交代は良かったと思います。しかし、ストーリー上で強制的に分かれて行動するのはいらなかったと思います。一職だけでも複雑なスキル多くてややこしいのに、いきなり実戦投入されられても装備揃えるお金が足りない上、入手SPに差があって弱いし何すればいいか分からないで手間取られるだけでした。その上サポートアタックのブレイクが出来ずに苦戦するボス戦。まぁ、回復アイテム使いまくって終盤なら奥義ぶっぱで終わるんですが、このあたりの調整の粗さが残念でした。


個人的には3x3にするより普通に4人パーティー2つ位で攻略したかったですね。昔から自分はRPGでは4人以上のPTでタンカーがいてアタッカーやバッファーがいてヒーラーがいるという王道構成がやっぱり最高だと書いてますが、一つのパーティーの人数を少なくすると1キャラ自体色々出来るようにしないといけないわけで、万能職ばかりになる。ある程度進めていると今回なんて「これサムライx9が下手なPTより強いんじゃない?」ってプレイ中思わざるを得ませんでした。


なんだかんだ言ってもセブンスドラゴンシリーズはJRPGの中では名作で、開発元のイメージエポックが夜逃げ倒産した中で結構コアなファンがいた物語にケリをつける形で完成させたSEGAはよくやったと賞賛を贈りたいと思います。