つれづれなる日記

海外ゲーム紹介&プレイ中のゲームブログ。ついった:https://twitter.com/hiirosou 動画投稿もしていたりしていなかったり…

Steins;Gate (XBOX360)

全クリアー(実績コンプ)しました!

実は、ゲーム自体はすっごい面白いゲームだ!という噂を聞いて去年にすでに買っていたりしました。ニコ動でアニメ見ていたら、そういえばゲーム持っていた事を思い出して(忘れてた)クリアーしました。


…し、しかし、XBOX360起動しようとすると、DVDドライブがどうやらもうヤバイ事になっているらしく、中々読み込んでくれない。買ったすぐHDDにインストールだけ終えてあったのが幸いしました。XBOX360が縦置きで起動しなかったので、横向けたら何とか起動を確認。
もしかして、XBOX360でプレイする最後のゲームになるやもしれん…とか思いつつ、折角なのでDLC購入してプレイしました。


感想を言えば「素晴らしかった」の一言。
高評価なのも頷ける内容。


人類永遠のテーマとも言えるタイムトラベルをテーマにしたゲームではあるが、脚本家、本当に色々調べて勉強したんだろうなぁ…としか言えない緻密な内容だった。

一応はギャルゲーに分類されるんだろうけど、イラストもギャルゲーだと言うことを極力排除を意識しつつ違和感なく世界感にあったもので、ギャルゲーとか、そういうのとは関係無い部分でとにかく色々と感動しました。ラストには久々に涙腺緩みましたよ!


登場キャラも非常に素晴らしかった。

主人公は中二病だけど、それをあくまで「演じている」だけであって、根は善人で男前。驚いたりびびったり、まゆりと2名の時は素に戻る所が好感を持てた。完全に中二病だったら、痛々しいだけで、あれほど魅力的なキャラにはならなかっただろう…声優の演技も素晴らしい。

天才で「ぬるぽ」「ガッ」に反応する2ちゃんねらー女なんていないだろうと思いつつ、職業柄、ネトゲーマニアで「ようじょ最高」とか口走る女子高生がいることを知っている…探せば居るんじゃないかな!

ダルは色々と男前である。あそこまで徹底していると、逆に羨ましいぜ。


しかし、後半に入ってタイムリープしまくりの状態で、携帯に届くメールの時列や返信内容を覚えるのには無理があった。ぶっちゃけ、途中からもう放棄しました。


以下ネタバレ入れての感想なので、興味ある方だけ見て下さい。



ちょうどニコ動のアニメ、次週が「失敗した。失敗した。失敗した…」なのかな。最高とも言える分かれ方をした後のあれは、軽くトラウマになる。

ここで、良かれと思い過去改変したことが、実は致命的な過ちを犯していた事実に気付く。
この辺りで、今まで良いことばかりと思っていた過去改変が、実はそうではなかったことを主人公を通してプレイヤーに気付かせると言う事で、大きなターニングポイントとなり、物語の面白さも一気に加速していく。


回収されてなかった複線として、これは…と言うのが「ラボとSERNとの直通光回線」。まあ、タイムリープに必要な記憶は4TB位あって、それを送るにはそれ相応の回線がないと不可能だからと言う後付設定だろうけど。あと、4TBを32byte+αに圧縮するのは不可能だと思う…理論的には間違っていないけど。

あとなぜ主人公だけ過去すべてを覚えていられるのか?
2000年の1ヶ月高熱で寝込んだ云々あたりだろうけど、やっぱりゲームとしての都合上というところに収束してしま(ry
つまりは「主人公=プレイヤー」だろう。あくまでプレイヤーが辿った内容しか覚えていない。あ、Ever17を思い出した。でも、あれはやり過ぎだと思う。

脅迫メールの主もはっきり語られなかったが、主人公がタイムトラベル装置作っていると言う事を指圧師が知っている世界線はあったが、そうでない世界線ではどうなのか…ということだけど、よくよく考えればラボの会話は筒抜けと言う事で例のFB氏が知っていてもおかしくないということだろうか。
そもそも直通回線あるということで、色々と考えられる事は多い。ゲーム中では語られないので、想像するしかないと言うことだけど…。


別の世界線〜で、じゃあ、そうなると助手が死んでいて、きっとTureEndはそれをどうにかするんだろうなという予想は比較的早くに気付いたけど、やっぱその過程は素晴らしかった。

TureENDへの入り方も素晴らしい。

色々なものを犠牲にしつつようやく辿り着いたのに、「第三次世界大戦が…」の時の主人公の「なんでだよ!」は全プレイヤーが皆思ったことだろう。でも、そういえば複線はあった。安易なTureENDにしなかったところにも好感は持てるが、まゆりが色々と報われないENDだよなぁ。個人的にはまゆりENDが一番好き。

で、あの名?セリフ。どこで見たかと思ったら、ニコ動のアニメの所だった。


タイムリープとか世界線とか収束とか色々面白かったが、あくまで「Steins;Gate」における設定であって、Dメールの異常性とかは、あくまで「そういうものである」と言うファンタジ−的な設定ではある。現実に存在する多くの理論を基礎として、「現実でもありえそう」と思える緻密な設定がこのゲームの素晴らしさなのだろう。

突っ込むと、メール分割されても、すべてにヘッダとか色々つかないと正常に届かないし(以下略