つれづれなる日記

海外ゲーム紹介&プレイ中のゲームブログ。ついった:https://twitter.com/hiirosou 動画投稿もしていたりしていなかったり…

STEAMゲーム:Fallout4 DLC ファーハーバーをクリア

SteamセールでDLC全セットを買って久々にプレイ中ですが、やっぱり面白いです。ポストアポカリプスのアクションRPGとしては最高に近いですが、拠点クラフト要素に関してはFalloutというゲーム性とあんまりマッチせず、プレイヤーの無駄な負担増えてバグも多いので残念な状態。基本は神ゲーが今や全セットをセール時なら3000円で買えて、軽く100時間以上プレイ出来るのは間違いないのでものすごいお買い得だと思います。
しかし、過去のFallout3のDLCはどれもちゃんとボリュームあったのに対し、4ではクラフト要素追加だけというどうでもいいDLCも多く、あきらかに3より見劣りしているため結果中途半端に終わったクラフトに開発リソースかけすぎて失敗だったと言わざるを得ない感じ。


それでDLCのファーハーバーはようやくプレイヤーが待ち望んでいた新ロケーショでの冒険。

ストーリーは人造人間DiMAを中心に、人造人間の逃亡先であるアカディア、島の住民が住むファーハーバー、放射線を信仰するチルドレンオブアトムの3派閥を中心としたもので小ぶりながら非常によく出来てました。ある意味理想のDLCと言っても過言ではない位。


一番大きい存在はファーハーバーを覆う霧で、正体は最後まで謎のまま
霧は放射性物質を含んでいて対策なしでは普通の人間は狂ってしまう。街の住人も例外ではなく、霧コンデンサを無償で提供したDiMAのおかげで救われているのが現状。
それとは別に霧に放射線が含まれていて信仰の対象となっているチルドレンオブアトム。この連中は霧は神の所業であり、霧コンデンサで消すのは許さないとDiMAとファーハーバーの住人に食って掛かっている。

こういったややこしい状況の中、ストーリーを進めるとDiMAの悪行?が暴かれていくけど、最終的には真実を話して血みどろの結果を招くか、黙って平和な結果にするか、というものすごく判断に迷う選択肢を突きつけられることに。

ほぼDLC内で完結しつつ「DiMAが提供したコンデンサで島の人間は救われている」「アトムと和解するにはトップを人造人間に入れ替えるしか無い」というこういった事実を吟味しつつ島の行く末をプレイヤーが握るわけで、ベセスダお得意の「どれを選んでも正解は無い」という本当によく出来ているDLCだと思いました。
唯一のグッドエンディングは事件の発端であるカスミ・ナカノを家に連れ帰ることであり、これだけは間違いなくグッドエンディングで、島で色々あってもスッキリとした結果が残る良いストーリーでした。


あと一番の笑いどころは間違いなくレッドデス。

皮肉を選択した主人公「こwれwがwwwレッドwデwスwwwww」必聴である。



もう今さらネタバレも気にしなくていいので書くと、最終的に3派閥を和解させる場合、街とアトムのトップが穏健な性格に入れ替わった人造人間で、主人公もそれに加担するという中々ブラックジョークに満ちた結果に。しかも、それが現状では島の全住民にとって一番良い結果になるという…バレなければ。

自由度の高いゲームでよく全派閥和解ルート無いのかとかユーザーから不満が出るけど、「こうでもしない限り皆が仲良くなんて無理だろ」っていう開発側の答えだと思います。



そういえば、カスミ・ナカノは結局人造人間なのかどうかですが、結末の一つで街の住人がアカディアに攻め込むルートが有り、そこで死亡するので確認してみたところ、人造人間の部品は無かったです。コンパニオンのB.O.Sのダンスですら敵対化して殺した際にちゃんと人造人間の部品を仕込んでいるベセスダがカスミに仕込んでないということは、ほぼ間違いなく人間だと思います。