ちょっとした感想を書いて、最近ずっとプレイしていたKingdom Come: Deliveranceをクリアしました。
面白いゲームではありますが色々問題も多いゲームなので、やろうと思った時クリアまでやっておかないと、一度プレイ止めてしまうと二度とやらない系ゲームのためです。
ストーリーは史実をかなり忠実に再現しており、本当に良かったです。
世界設定やグラフィック、ストーリーがかなり良かっただけに、尚更欠陥とも言えるセーブに戦闘システム関連がなければ本当に大作になっていたと思います。
それだけに、本当に勿体無いゲームでした。
何もかもを現実よりにした所で面白いゲームが出来るわけではない、というのを身を以て示してくれた教訓ゲームでもあると思います。
このゲームはセーブと戦闘に欠陥があって前回のレビューでは100点中65点と評価しましたが、PC版でセーブが無制限になるMOD、弓を構えても照準が消えないMOD。この2つを入れただけで一気に遊びやすくなって85点上げてもいい位遊びやすいゲームになりました。
セーブ制限無しと弓の照準表示のこの2つのMODを入れても実績は解放されたので、PC版をプレイしている方は入れて何一つ損が無いので出来れば入れてプレイすることをお勧めします。逆にこれ入れないままプレイするのはよした方が良いのでは、とも思います。
というのも、このゲームはプレイ中本当に不正終了が多かったです。大体のゲームはこれを含めてセーブをしつこい位にするのに、このゲームは普通にプレイすると本当にセーブポイントが少ないせいでいきなりの不正終了で1時間以上がパーになったりします。
セーブ制限無しMODなければ間違いなくクリアせず途中で投げてたと思うだけに、このゲームの売上に最も貢献した製作者はセーブ制限解除MODを作った人だったのは確実だと思います。それくらい酷いです。
何度も書きますが、ストーリーは本当に面白かったです。
ストーリーは主人公ヘンリーの成長の物語が中心で、様々な困難を乗り越えて成長していくヘンリーの物語はよく出来てました。
ゲーム的にも最初はクソ雑魚なヘンリーが最終的には強そうな敵と斬り合って倒せるようになるので、ゲーム的な成長としてもよく出来てました。
ただ、これにしても貴族に召し抱えられ、名誉を重んじる騎士として生きることになったヘンリーがスリや泥棒を行ったりはどう考えてもおかしいので、ここはやっぱり無理にでも不可能にしてほしかったと思います。
あと、よくRTSなどに登場する投石機(トレビュシェット)をここまで正確に再現したゲームは見たこと無いと思います。
しかし、定期的な睡眠の強制はプレイしていても本当に面倒でストレスなだけでした。そのたびに宿を探して宿を取らないと寝れず、しかも寝ないとプレイに支障をきたすペナルティあり。寝ようと宿屋まで行っても亭主も給仕もおらず宿を取れないため寝れる場所を探して真っ黒な中彷徨ったこともあり、ここだけは本当にストレスでした。
歴史的な勉強の点から、そして現実の物事をゲームに取り込んでもストレスにしかならないなど、色々と勉強(考察)になるゲームでした。